- 休日はたくさん欲しい
- 定時で帰りたい
働くなら「休みが多く、残業が少ない企業がいい!」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、「休みの多さ」「残業の少なさ」は『業界選び』によってある程度決まってしまいます。
なんと、1位と最下位の差は20日もあります!
そのため、ワークライフバランスを重視するには『業界選び』が重要です。
この記事では「休みが多い業界、残業が少ない業界」を紹介しています。
ちなみに、オススメする業界はこの5つ。
上記の業界に絞って転職活動を行えば、「休みが多く、残業が少ない企業」に出会えます。
順番にその理由を紹介していきます。
もし、上記に気になる業界がない場合でも大丈夫です。「休みの多い仕事を探すコツ」から読み進めてください。
【年間休日数で見る】休みが多い仕事・業界のランキング
厚生労働省の平成31年「就労条件総合調査」で見てみると、業界別の年間休日数はこうなりました。
順位 | 業種 | 年間休日数 |
1 | 情報通信業 | 118.8 |
1 | 学術研究・専門・技術サービス業 | 118.8 |
3 | 金融業・保険業 | 118.4 |
4 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 116.8 |
5 | 教育・学習支援業 | 112.7 |
6 | 製造業 | 111.4 |
7 | 複合サービス事業 | 110.4 |
8 | 不動産業・物品賃貸業 | 109.6 |
9 | 医療・福祉 | 109.4 |
10 | サービス業(他に分類されないもの) | 109 |
11 | 卸売業・小売業 | 105.7 |
12 | 生活関連サービス業・娯楽業 | 104.6 |
13 | 建設業 | 104 |
14 | 鉱業・採石業・砂利採取業 | 103.8 |
15 | 運輸業・郵便業 | 100.3 |
16 | 宿泊業・飲食サービス業 | 97.1 |
最も年間休日の多い「金融業、保険業」と、少ない「宿泊業・飲食サービス業」との格差は21.7日(118.8 – 97.1日)となります。
業界が違うだけで、これだけ休日数が変わってくるのです。
そのため、上位の業界に絞って転職活動を行うことで、休みの多い会社に出会うことが可能になります。
休みが多く、残業が少ない業界5選
先程のデータより、休みが多く、残業が少ない業界はこちらの5選です。
順番に紹介していきます!
製造業
製造業(メーカー)とは、工場であらゆる製品を作り、販売する業界です。
- 製造オペレーター
- 品質管理
- 研究開発 など
大規模な工場では、GW・お盆・年末年始の大型連休は生産ライン自体をストップさせる場合が多いです。
そのため休みが多くなります。
そして、私がおすすめするのは「工作機械」「医療系」「電子部品」の工場。
理由は3つ。
- 企業相手の仕事
- 利益が大きい
- 競合が少ない
これらの理由は全て「ホワイト企業の特徴」に当てはまっています。
私は大学卒業後、飲食サービス業に就職しています。飲食サービス業界の時は年間休日は100日を切っていて、毎日残業でした。
しかし、工場に転職してからは年間休日も125日に増え、残業もほとんどありません。
さらに今まで取ったことない有給休暇も取ることができるようになりました。
こちらの記事では、未経験で製造業に転職した体験談を紹介しています。
>>【人生を変えた!】製造業のメリット・デメリット徹底解説!休みの多さNO.1
金融、保険業
金融・保険業とは、「社会のお金を動かす仕事」です。
- 銀行
- 証券会社
- 保険会社
「金融・保険業」はカレンダー通りの土日祝日休みであることが多く、年間の休日数が多くなっています。
これは、銀行が「銀行法」によって土日と祝日、年末年始(12/31~1/3)を休むことが決まっているからです。
そのため、多くの「証券会社」や「保険会社」も土日祝日を休業しており、「完全週休二日制」になります。
インフラ業界(電気・ガス・水道)
インフラ業界とは、「電気・ガス・水道」の供給など、生活に必要なライフラインに関わる業界です。
- 電力会社
- ガス会社
- 水道局
この業界は、多くの会社が土日祝日休み。年間休日が120日以上の会社も多いです。
なぜ高待遇になりやすいのかというと、これらのビジネスを始めるには国の許可が必要だから。
そのため、新規参入がしづらく、競争率が低くなりやすいからです。
ただ、設備のメンテナンスや修理に携わる人は、緊急対応のためシフト制で土日も働く場合も。
それでも休みに関してはしっかりしている場合が多いです。
IT業界
IT業界とは「情報技術」を活用したサービスを展開する企業のことです。
現状、IT人材が不足しており、これから求人がどんどん増えていくことが予想されています。
- ITエンジニア
- プログラマー
- 設計
IT業界で働くには、ある程度スキルが必要なため、給料が高く設定されています。
ただ、現在は未経験でもエンジニアになることは可能です。それは「技術派遣(エンジニア派遣)」の会社に入社すること。
「技術派遣(エンジニア派遣)」とは、派遣会社に正社員として採用され、条件にあうエンジニアを企業へ派遣する仕組みのことです。
「技術派遣」の会社は比較的未経験でも入社しやすいのが特徴で、そこから派遣先にエンジニアとして採用されることも。
とりあえず未経験で入れる会社に転職して、そこでスキルを高める。そして、1ランク上の優良企業に転職するという「わらしべ転職」という方法もオススメです。
事務
事務職とは、会社が事業経営する上で発生する細々とした庶務を担当するお仕事です。
会社内では「縁の下の力持ち」のような役割を担っています。
- 医療事務
- 大学事務員
- 営業事務
基本的に土日祝休みで、残業も少なめです。
そして、女性が採用されやすい職業でもあります。
ただ、比較的給料が安めに設定されていることが多いです。
事務仕事はどのような業種でも発生しますので、地方でも求人が多いのが特徴です。
自分の希望する勤務地で、求人を探してみましょう↓↓
\ 最短 5分で登録完了! /
※利用料は一切かかりません
休みが多い仕事を選ぶ際の注意点
休みが多い仕事は楽なのでしょうか?
休みだけを見てしまっている人は注意が必要です。
精神的に楽とは限らない
「年間休日が多いと労働環境が良い!」と思いがちですが、そうとは限りません。
以下のような可能性も。
- ノルマがきつい
- 人間関係が悪い
そのため、年間休日だけで判断するのではなく、業務内容もしっかり把握しましょう。
精神的にラクな仕事をしたいなら、「製造業」がおすすめです。詳しくはこちらをご覧ください↓↓
>>【人生を変えた!】製造業のメリット・デメリット徹底解説!休みの多さNO.1
残業なしとは限らない
「年間休日」は多くても、めちゃくちゃ残業がある企業もあります。
以前、私が勤めていた会社は年間休日こそは120日でしたが、毎月80時間もの残業がありました。
毎日4時間残業で、帰って風呂入って寝るだけの1週間です。
せっかく自分の時間を重視するために休みの多い仕事を選んでいるのに、残業が多ければ意味がありません。
「年間休日」だけでなく、「平均残業時間」も把握しておきましょう。
とはいえ、「残業時間」はなかなか判別しづらいです。なので、見分けるポイントを理解しましょう。
こちらの記事で、入社前に残業時間がどれくらいか?見分ける方法を解説しています↓↓
>>【失敗しない】休み・残業の見分け方5選!ブラック企業を見極めるコツ
有給休暇
年間休日以外にも『有給休暇』がしっかり取れるかも重要です。
有給休暇を消化できるかどうかで、年間10日程休みの数が変わってきます。
先ほど紹介した「休みが多く、残業が少ない業界5選」の仕事は比較的『有給休暇』がとりやすい業界です。
>>【失敗しない】休み・残業の見分け方5選!ブラック企業を見極めるコツ
休みが多い仕事を探すコツ
休みが多い仕事を探すコツはこの2つです。
- 年間休日120日で検索する
- 転職エージェントを利用する
年間休日120日で検索する
「年間休日」は1年のトータルの休日数です。
日本会社の年間休日平均は114日。休みを重視するならば「年間休日120日以上」の求人を選びましょう。
年間休日120日の企業であれば、週2日の休みプラス大型連休の休みを取ることが可能です。
週休2日で(52週✖️2日)=104日
(休日104日)+(年末年始+GW+お盆+祝日)=120〜125日
さらに、福利厚生に特別休暇がある求人は、もっと休みが増える可能性もあります。
転職サイトで「年間休日120」と検索してみましょう。
検索には
『リクナビNEXT』とは、求人数最大の「転職サイト」です。そのため、「年間休日120日以上」の求人がたくさん掲載されています。
もちろん、無料で登録できるため、休みが多い求人の検索に活用しましょう。
\ 最短 5分で登録完了! /
※利用料は一切かかりません
転職エージェントを利用する
転職エージェントに掲載されている求人は休みが多い傾向にあります。
『転職エージェント』とは、プロのアドバイザーが私たちの転職活動をサポートしてくれるサービスです。
どなたでも利用でき、登録無料のため費用は一切かかりません。
>>【知らないと損をする】転職エージェントとは?失敗しない利用方法を徹底解説!
なぜなら、登録者以外が見ることができない「非公開求人」が多いからです。
企業のWebサイトや転職サイトなどで、⼀般に公開されていない求⼈情報。
採用率が高い。重要な役職につける可能性がある。他では知ることができない企業情報が得られる。といったメリットがあります。
なぜ非公開求人にしているのかというと、無料で誰でも閲覧できるようにしてしまうと、質の低い人材が集まってしまうから。つまり、「非公開求人」には「優良求人」が多いのです。
とはいえ「転職エージェント」もたくさんあるのでどこに登録すればいいのか悩みますよね。
そこで、転職エージェントを使い倒した私がおすすめする「転職エージェント」をこちらの記事にまとめました↓↓
>>【2022年版】おすすめ転職エージェント厳選3社!人気の特徴を徹底比較!
まとめ:まずは業界選びが重要
「休みが多い業界、残業が少ない業界」を紹介しました。
オススメする業界はこの5つ。
「休みの多さ」「残業の少なさ」は『業界選び』によって決まってしまいます。
そのため、ワークライフバランスを重視するには『業界選び』が重要です。
早速、その業界の求人を「転職サイト」で検索してみましょう。
\ 最短 5分で登録完了! /
※利用料は一切かかりません
ただ、業界OKだからと安易に決めず、その会社についてしっかり調べることは必要です。
こちらの記事で、入社前の見分け方を解説しています↓↓
>>【失敗しない】休み・残業の見分け方5選!ブラック企業を見極めるコツ
コメント